サッカーでエースナンバーは10番です。
でもなぜ10番がエースナンバーなのか、ご存知の方は少ないかもしれません。
1860年代にイングランドで誕生したと言われるサッカーですが、当初は背番号というものはなかったそうです。背番号付きのユニフォームが本格的に導入されたのは1930年代だそうですが、当時はまだ10番はエースナンバーではありませんでした。
10番がエースナンバーとなったのは、1958年のスウェーデンW杯以降と言われています。この大会で優勝したブラジル代表で10番をつけて大活躍したのが当時弱冠17歳のペレ選手です。次の1962年チリワールドカップでもペレは10番をつけて大活躍して、ブラジルを連覇に導きました。今でこそサッカー王国と呼ばれるブラジルですが、それを印象付けたのはこの時代です。ペレはその活躍から、「サッカーの王様」と呼ばれました。
サッカーのエースナンバーは10番というのは世界中で広く知られた常識ですが、それを作ったのは弱冠17歳のブラジル人だったのです。いつの時代も新しいカルチャーをつくるのは若者であると言われます。私たちも、若い人たちの考えやトレンドに気を配り、新しい時代の流れ、変化に敏感なビジネスマンでありたいものです。
【朝礼ネタ vol.195】