“世界のHONDA”創業者の本田宗一郎がこだわりにこだわり抜いて開発した「スーパーカブ」。初代スーパーカブは1958年に誕生し、実に60年がたった今でも日本だけでなく世界160カ国で愛され続けており、「世界一売れたバイク」としてギネスブックにも載っているそうです。特にベトナムではHONDAの二輪車シェアが70%を超えており、もはやバイクのことを「ホンダ」と呼ぶようです。
「そば屋の出前のお兄ちゃんが片手で乗れるクルマ」。
これが本田宗一郎が製作チームに指示したコンセプトだそうです。
そのために、「頑丈で壊れない」「使い勝手がよい」「仕事に役立つ」「悪路でも乗りやすい」ことを追求し、デザインも極限までシンプルにして、奥さんでも使いやすくといったことも考慮し、日常での使いやすさに徹底したそうです。そのため、新しいデザインが求められる二輪車業界にあって、登場から60年たった今でも基本デザインはほとんど変わっていないのだそうです。60年前にして、驚くべき完成度だったということでしょう。
どうやったら人々に長く使ってもらえるか、生活の役に立てるのか。そうしたユーザー目線に立ったモノづくりを徹底的に行った結果、この普遍的価値を持った世界的ヒット作「スーパーカブ」が生まれたのではないでしょうか。
【朝礼ネタ vol.047】