いまアメリカで最も住宅価格が高いと言われているのがサンフランシスコです。特にテック業界が集積するベイエリアは高騰がすごく、一般的な物件で1億4000万円、家を借りて快適な生活をするには年収が1800万円以上必要と言われているそうです。この数字は、テック企業で働く人の平均年収を上回っており、高給取りのテック業界の人でさえ、その60%はベイエリアには住めないそうで、ボートや車で寝泊りをする人が増え、ホームレス人口も増加しているそうです。
そんなサンフランシスコでは、4人家族の世帯収入が1300万円以下であれば「低所得者」と分類されるそうです。日本では世帯年収1000万といえば上位10%と言われる高収入ゾーンですが、それと比較するとサンフランシスコの高騰ぶりが伺えます。
世界を変えるテック企業が集結するサンフランシスコですが、一方でとても住みにくい街になりつつあると言うのはなんだか皮肉なことですが、こう言う課題があるところから革新的な解決サービスが生まれるかもしれないことを考えると、やはりビジネス的に世界で最も注目すべき街だと感じます。
【朝礼ネタ vol.276】