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「144,000枚」 >>> スタジオジブリ映画「もののけ姫」で描かれたセル画枚数

1997年7月に公開され空前の大ヒットを記録した宮崎駿監督のスタジオジブリ映画「もののけ姫」。興行収入は193億円を記録し、歴代ジブリ作品でも3位のヒット作だそうです。

今から約20年前の作品ですが、当時のアニメ製作環境はちょうどアナログからデジタルの移行期で、もののけ姫はアナログ作業で制作された最後のセル画アニメ作品なのだそうです。

133分の映画で使用されたセル画枚数は、なんと144,000枚! 彩色を担当されたスタッフの方々は途方も無い作業でしたでしょうが、背景美術画のクオリティも圧巻で、日本の自然の美しさ、屋久島をモデルにしたと言われる太古の森の世界観、全編通して色彩設計に魅了される、実に見事なアニメーション映画だと思います。

今後もたくさんの大ヒットアニメーション映画は登場するでしょうが、これだけの枚数の手描きセル画によるアニメーション映画が生まれることはないでしょう。そういう意味で、アニメ映画史上でこの先何十年、何百年と語り継がれる作品となるかもしれません。

【朝礼ネタ vol.053】

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