JLPTとして知られる日本語能力試験があります。主に日本に留学している学生や日本で働く外国人などが受験する試験ですが、2000年には年間20万人ほどの受験者数だったのが、年々右肩上がりに増えており、2018年には年間100万人ほどの規模になっています。
1級から5級まで難易度別に試験がありますが、N2(2級)を外国人採用の際の必須スキルに設定している会社が多いようですが、日常会話レベルで問題なくコミュニケーションが取れる能力という認識のようです。N1(1級)であれば、より専門的な日本語の理解が可能で、日本語を使って日本人をマネジメントする必要がある立場でもコミュニケーションに支障がないレベルということのようです。
我々が英語スキルの評価に使用しているTOEICですが、英語圏出身の方でも全員が満点を取れるわけではないとよく聞きます。JLPTの1級も、もしかすると日本人でも簡単に満点が取れるものでもないのかもしれません。今後、日本で働く外国人はどんどん増加すると言われており、同僚にも増えていくことでしょう。その際JLPT何級を持っているかという話は頻繁に出てくる可能性があります。その際、私たち日本人自身で彼らの日本語能力を理解するために、我々自身がJLPTの練習問題などに少しチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。
【朝礼ネタ vol.144】