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「2億円」 >>> 世界の富裕層が求める日本のニシキゴイ。そのオークション高値。

日本が誇る高級観賞魚「ニシキゴイ」の需要が、アジアの富裕層を中心に年々その需要が高まっているそうです。2018年に広島で開かれたオークションでは何と1匹2億円もの値段がついた例もあります。

ニシキゴイは1匹数百円のものから1000万円を超えるものまであるそうですが、1000万円を超える高級魚は全体の1%ほどで、その8割は外国人が購入するのだそう。外国人は特に中国人富裕層が多くを占めており、彼らは日本ブランドに価値を見出しているため、日本の品評会で良い成績を収めるために、購入後も日本の業者に委託して育てているケースも多いようです。そうした委託飼育も含めると、ニシキゴイの輸出市場規模は約100億円にもなるそうで、贅沢品としては立派な産業と言えそうです。

最近では中国以外にミャンマーなどでもニシキゴイの需要が増えているようで、富裕層の贅沢品として、あるいは和食文化・庭園文化の広がりと共に、ニシキゴイの需要は伸びていくと思われます。

日本、日本人という信頼から生まれるこのニシキゴイのブランド需要。このような高級品市場において、価値あるものを提供できるのは、日本ならではの強みかもしれません。私たちも、海外展開を狙う際に、日本の信頼感をうまく活用できないものか、一つの切り口として考えてみたいものです。

【朝礼ネタ vol.227】

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