2018年末までにインスタグラム史上最も多くのいいねを獲得していたのは、21歳にして資産900億円を築いたアメリカのセレブ、カイリージェンナーさんでした。その写真は彼女が出産した長女を初お披露目した画像で、いいねの数は1800万ほどでした。
2019年、その史上最高のいいね記録を打ち破ろうとしたプロジェクトが登場しました。
そのアカウント名は、「World Record Egg」というもので”ただの卵”の写真でした。そこには、みんなで協力してカイリージェンナーの記録を破り、１位の座を取ろう、という煽りメッセージが入っていたのだそうです。結果、世界中のユーザーが賛同し、わずか10日間で2700万ものいいねを獲得したのだそうです。その後いいねは5300万まで積み上がり、世界中が驚きました。
“謎の卵”として話題になったこのアカウントですが、のちにこれを仕掛けたのがロンドン在住の広告クリエイターだと発覚しました。このように、ただの卵を世界一のいいね画像にしてしまう企画力、マーケティング力は凄まじいと思いました。これが仕事でやったことなのか、遊びでやったことなのかは分かりませんが、このような遊び心のある表現が時に世界中の賛同を得ることもあるのだなと思い、改めて自分も仕事に限らず楽しみながら表現を行っていきたいなと感じました。
【朝礼ネタ vol.311】