1日中何もしないことで有名な動物に「ナマケモノ」がいます。人間でもそのような人を漢字で「怠け者」と言ったりしますね。
ナマケモノは実際に一日15-18時間寝るそうですから、人間と比べるとやはり怠け者だなと感じますね。
ところが実はナマケモノよりももっと怠け者と言われている動物がいます。それが動物園の人気者でもある「コアラ」です。1日22時間眠ると言われていますから、もはや起きている姿を見れただけでラッキーと言えるレベルですね。なぜ、コアラはこれほどまでに寝るのかにはひとつ理由があり、それが主食のユーカリの葉です。進化の過程で十分な量を確保できる食料としてたどり着いたのがユーカリの葉だったそうですが、実は毒素を含んでいるそうです。ユーカリの毒素を消化するのに長い時間が必要でそのために仕方なく睡眠しているのだそうです。生態系の中で安全に確保できる十分な量の食料は見つけたが、それと引き換えに長時間の睡眠が必要になったというのがコアラに隠された秘密です。
私もビジネスにおいて、競合が見当たらず簡単に手に入れられそうな成果が見つかった場合、すぐに飛びつく前に一息ついて、それを得ることと引き換えに別の犠牲が発生しないか注意して考えてみることも必要ではないかと感じました。
【朝礼ネタ vol.257】