フランスやドイツなどヨーロッパの先進国に住むことは日本人のみならず世界の多くの人々にとって一つの憧れであり、ステータスとされているようです。ところが実際に、フランスなどで永住権を取得することは容易ではありません。そこでヨーロッパ28カ国が加盟するEUという存在に注目すると、より簡単な方法が見えてきます。
ご存知の通り、EUは欧州連合という共同体であり、加盟国内における人やモノの移動が比較的自由に行われるという特徴があります。つまりEU加盟国内のどこかで永住権が取れてしまえば、それを元にフランスでも居住が可能ということが考えられます。そこで永住権が取りやすいとされている国の一つがハンガリーです。ここでは25万ユーロほど特別国債へ投資すれば、永住権が得られ、さらにその投資は5年後には引き出しが可能なのだそうです。誰でも簡単にとは言いませんが、3000万円ほどの一時的なお金を用意できれば、EUの永住権を取得できると考えると決して高い投資ではないかもしれません。
このように、達成したいが困難に見える目標があった場合、正面玄関の突破を考えるのではなく、少し俯瞰してみて、他により簡単そうな入り口を見つけることで、結果的に早く目標が達成できるケースがあります。こうしたことに気づくには頭を柔らかくして、アンテナを張って広く情報を収集していくしかありません。仕事においてもそのようなことを心がけたいと思います。
【朝礼ネタ vol.236】