サッカーをやる多くの子どもたちが憧れるプロサッカー選手=Jリーガーの夢ですが、それは大変に狭き門で毎年Jリーガーとして契約を交わすのはわずかに100人程度と言われています。さらに今は高校や大学サッカーよりも、プロの下部組織からの契約選手も多いため、県内の高校で1番上手な選手だったとしてもほとんどの場合プロにはなれないそうです。それぐらいJリーガーというのは狭き門です。
ただしその狭き門を突破してJリーガーになれたとしても、その後活躍し続けられる選手はほんの一握りで、毎年100人程度の選手がプロ契約を解除され、引退をしているのですが、その平均引退年齢は何と26歳なのだそうです。社会人で言えば、入社3-4年目の年齢で解雇を宣告されたということになりますので、その厳しさは想像できるかもしれません。
プロサッカー選手の引退後のセカンドキャリアをサポートするリクルートサービスも出てきているそうです。
たとえ学校の成績が悪かったとしても、大学レベルの専門知識がなくても、彼らには一つの分野において日本のトップに上り詰めたという実績とそのための長きに渡る努力を行ったという裏付けがあります。こうした突破能力はビジネスの世界でも求められる能力であるため、様々な業界からラブコールがかかっているそうです。
人材の多様性と言われる中で、男女や日本人・外国人という視点だけでなく、こうした学歴やビジネススキルはなくても特定の分野で圧倒的な実績を出してきた人材というのも、今後会社の多様性を作る人材になると思います。
【朝礼ネタ vol.121】