日本のアニメ産業が5年連続で成長を続けているそうです。
2018年の統計だと初の2兆円超。
2兆円産業というと、日本ですと「理美容業界」「食品宅配業界」あるいは「パン業界」「新聞業界」らと肩を並べる規模ですので、いかに大きくなっているかがわかるかと思います。ただ、具体的に見てみますと、アニメの国内消費はこの3年下降傾向にあり、伸びているのは海外分野での消費だそうです。あと数年で海外分野の売上が国内を上回る見込みだそうです。
日本のアニメコンテンツはかつてはサブカルチャーとして国内でも海外でも一部の熱狂的にファンにより支えられていると言われてきましたが、近年アニメファンの裾野は大きく広がり、多くの世代の人々に楽しまれるようになってきているようです。デジタル配信でのアニメ視聴が普及してきていたり、あるいはアニメ関連のリアルライブイベントなども活況で、それらもアニメ市場の伸長の理由になっています。
アニメの売上が国内から海外マーケットに変わっていく中で、今後海外のお客さんを軸に考えたマーケティングも制作現場に大きく影響を与える事でしょう。本格的に日本のアニメ産業が世界で市場を伸ばしていくのはまだまだこれからでしょうから、各コンテンツメーカーがどのような戦略で海外に出ていくのか、日本のビジネスマンとして注視していきたいと思います。
【朝礼ネタ vol.137】