若者に限らず全世代で選挙離れと言われて久しい日本ですが、およそ投票率は50%前後と言われています。
メディアをみていますと、多くの人が決して今の日本や政治に満足しているわけではないのに、選挙に行かないということは客観的にみるとおかしなことのようにも思えます。
そんな日本をよそに、投票率が90%を超える国があります。その一つがオーストラリアです。
ではオーストラリア国民が政治に強い関心を持っているからなのかと言うと、そういうわけでもなく、実は投票が義務化されているのです。投票に行かなかった場合、罰金2000円を払わなければならず、そのせいで高い投票率となっているのだそうです。
このように投票を義務化している国は世界に31カ国あります。
仕方なく投票に行く人が多いにしても、その中には政治に関心を持ち続けるきっかけになっている人も一定割合いるはずだと推測されますので、私自身は悪い制度ではないように思います。
全て個人の自由に委ねるのではなく、罰金や何かしらインセンティブをつけることで、人々のアクションを促し、結果としてその物事に対して関心を持って参加する絶対数を増やすと言うのは、仕事やサービスについても活用できるアイディアではないかと感じました。
【朝礼ネタ vol.339】