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「4±1」 >>> 人間の短期記憶で認識できるマジカルナンバー。マーケティングに使える数字。

人間には短期記憶というメモリー機能があり、数十秒から数分間の間だけ記憶しておけるというものだそうです。
その短期記憶の限界数が「4±1」であると2001年にアメリカの大学教授が提唱し、その後マーケティングに活用されるようなりました。

例えば、「商談相手に対して、商品の特徴を3点に絞って説明する」とか「社長が社員へのスピーチで言いたいことを5点にまとめる」など、要点が3〜5点であれば、受け取る側が瞬間的に記憶できるため、短時間で相手に記憶してもらう必要がある場合には効果的なのだそうです。さらに人が何かを選ぶ際、3-5種類以内であれば選択しやすいと言われており、昔からあるうな重が「松・竹・梅」であることも理にかなっていると言われています。また、長い数字を並べる際、例えば電話番号を「09012345678」と続けて伝えるよりも、「090-1234-5678」と3〜4つの数字ブロックに分けて伝える方が相手の記憶に残しやすいのだそうです。これは実感がわく方も多いかもしれません。

逆に、人々に選択肢がたくさんありそうだ、たくさん情報があって楽しそうだなという印象を与える必要がある場合には、6つ以上の選択肢を作ることが有効で、ラーメンの辛さのグレードが10種類あるとか、ブログ内のカテゴリが6つ以上に別れているとか。そうすることでお客さんに楽しみを与えるよう働きかけることも可能です。

スピーチの冒頭とかブログ記事のタイトルとか、まず要点がいくつあるのかということを最初に伝えると、受け取る側にスマートな印象を与えられると思いますが、その際に、より短時間で重要なことを相手の記憶に残したい場合は、「4±1」という数に要点を絞るということを意識すると良いかもしれません。

【朝礼ネタ vol.074】

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