日本映画史上最大の興行収入となったスタジオジブリ「千と千尋の神隠し」が公開されたのは、2001年で今から18年前の出来事です。そんな映画ですが、最近中国の映画館で初めて公開され、想像を上回るヒットを記録しているようです。6日間の興行収入がなんと40億円にのぼるそうです。
中国のスクリーン数の激増が一役買っています。2018年時点で中国のスクリーン数は6万を超えており、日本の3500はもちろんのこと映画大国アメリカの4万をも大きく超えています。
そしてこれまで政治的問題のため中国では外国映画の公開が制限されていましたが、2018年より徐々に日本映画の公開が始まり、多くの中国人が映画館に足を運んでいるようです。
プラットフォームの面では、アメリカ発の検索やSNSサービスなどを規制したり、あるいは類似サービスが中国で独自の発展を遂げているケースが目立ちますが、マネがしにくいコンテンツ面ではもしかすると中国市場にもチャンスがあるのかもしれません。今後、中国市場において何が規制され、何がそのまま持ち込まれるのか、注意して分析していくことで、中国市場に可能性があるビジネスを考えてみたいなと思います。
【朝礼ネタ vol.296】