データ分析で使う言葉に「中央値」という言葉があります。
これは対象となるデータ数のちょうど真ん中にある値を指したものです。
近年、平均値よりも中央値の方が実態に照らして近いこともあるという話もあり、分析手法として増えてきています。
ところで高齢化社会を迎えている日本ですが、日本人の年齢の中央値、つまりちょうど人口が半々に分かれるポイントにいる人の年齢はいくつか想像できますでしょうか?
正解は45.9歳だそうです。そして世界1位です。
人口1億2千万人として、上の世代にも6000万人、下の世代にも6000万人いるのが45.9歳ですので、中高生で例えるならば、2年生といっても良いかもしれません。30代〜40代前半の方はまだ中央値にいってませんから、人口構成の中ではまだ若手とも言えますが、世界の中ではそうとも言っていられません。
世界の中央年齢は28.2歳だそうです。つまり30代以上の方は世界70億人の中では上半分の35億人に属していて、つまりすでに上級生と言えます。
このように中央値を捉えると、同じ30代でも、日本では若手、世界では先輩という考え方になります。
グローバルで活躍する人材として、このような認識を持ってそれ相応の振る舞いができる人材になりたいものだなと思います。
【朝礼ネタ vol.135】