経済産業省の発表によると、日本国内における万引き被害額は判明しているだけでも年間4615億円だそうです。日本のフィットネスクラブ市場が丸々なくなってしまうほどの金額規模です。実際には報告されていない被害も含めるとその10倍はあるのではないかと言われています。
小売産業全体で見ますとそうしたロス率は1%近いとされていて、そのまま利益を圧縮しているわけですからとても歯がゆい問題です。
近年小売業では、ICタグ管理やAI監視カメラシステムによる無人スーパー化で、人件費圧縮と万引き削減にトライする試みがあります。一足先に始まったアメリカのAmazon Goでは、YouTuberが万引きに成功したというようなことも話題になっていて、まだまだ完全なシステムではないようですが、こうした長年人間が解決できなかった万引き削減という課題をテクノロジーで解決しようとする試みはとても興味深いと思います。
私も自分が関わる仕事において、どうしても人間では解決できなかったり時間がかかってしまう問題に直面した際に、何か良いテクノロジーはないだろうかと発送できる人材になりたいと思います。
【朝礼ネタ vol.376】