世界のお金のうち、紙幣や硬貨といった現物で流通している割合はわずかに8%だそうです。
例えば、30万円の給与がある方にとって、8%ですと2万4千円だけを現物で使用し、あとはデジタルで決済しているということになるので、日本人の感覚からするとかなり少なく感じるような気がします。もう少し現金を使用していそうです。
銀行送金や振込、クレジット決済やデビットカード、交通系電子マネーに加えて、近年はスマートフォンで決済できる電子マネーサービスも一気に普及してきていますので、現金大国日本も世界の流れに追いついていきそうな勢いです。紙幣の印刷、硬貨の製造、銀行やATMサービスを考慮すると、現物を流通させるコストは電子マネーに比べてはるかに高いことは想像に難くないわけですが、私が感じる電子マネーの良さは「時間短縮」です。
必要な金額を財布から数えて出して、それをレジの方が数えて必要なお釣りを戻すわけで、そのやりとりはおそらく10秒以上はかかるでしょう。電子マネーなら2〜3秒でそのやりとりが完結します。このようなちょっとした差でも1日100万回日本中で行われていたとすると大きな時間となり、そこが短縮されれば、日本にとって大きく生産性を上げるチャンスとなるかもしれません。
私自身もビジネスマンとして自らの時間効率化のため、電子マネー決済には常に積極的に取り組んでいきたいと思います。
【朝礼ネタ vol.265】