現代のビジネスシーンでも活かせそうな話に、1970年代にアメリカで提唱された「メラビアンの法則」というものがあります。
これは話し手が聞き手に与える影響という観点で、「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」の3つの構成を分析したものです。
言語情報(Verbal 話の内容や言葉そのもの) =>7%
聴覚情報(Vocal 声のトーンや大きさ、話し方) =>38%
視覚情報(Visual 表情や目線、態度、見た目) =>55%
この構成比から言えるのは、「言葉より見た目が大切」ということではありません。
話の内容や使う言葉も、話し方も、表情や目線、見た目も全てが重要な要素であり、意識すべきはそのバランスが取れているかどうかなのだそうです。面接や営業、社内でのコミュニケーションについても、多くのビジネスマンは「言語情報」(話の内容や使う言葉そのもの)に意識がいき過ぎているところがあるような気がしますが、それは相手からすると全体の7%の要素でしかありません。それよりもその人の話し方や表情、態度などの方からそれ以上に多くの情報を得ているのです。
こうしたコミュニケーションの法則を念頭に、相手の気持ちを考慮した話し方ができると、良い仕事につながるかもしれませんので、ぜひみなさんご活用いただければと思います。そして朝礼スピーチでも使えそうですね。
【朝礼ネタ vol.042】