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セキュリティ会社の発表「SplashData – 100 Worst Passwords of 2017 & More Password Freebies」によりますと、世界で最も使われているパスワードは5年連続で「123456」だったそうです。単純な数字の組み合わせで忘れにくいという理由があるのでしょうが、どう考えても単純すぎる印象がありますね。
世界で最も使われているということは、最も他人に想像されやすい、つまり最も危険なパスワードと言えるわけです。こうしたパスワードランキングを見て、もし自分が使用しているパスワードが載っていれば、すぐにでも変更した方が良いでしょう。
ただ一方で、パスワードのセキュリティ面での脆弱性は長年問題視されてきました。他人に想像しにくいパスワードに設定すれば、そもそもどんなパスワードにしたかを忘れてしまうことも多くなります。つまりセキュリティを向上させると、利便性が失われるということです。
今後、おそらく「パスワードのみの認証システム」はなくなっていき、パスワードに加えて個人が特定できる情報を組み合わせたログイン方法や、指紋や静脈・顔といった生体認証によるログインの仕組みが増えていくことでしょう。
複雑なパスワードを設定することなく個人アカウントに安全にログインできる仕組みが作られ、利便性を損ねずに、安全性が担保される社会になるようITセキュリティ業界の発展に期待したいものです。
【朝礼ネタ vol.085】
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