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日本に住んでいますと、日本が世界の中でも休みが多い国だとは思うことはないかもしれませんが、土日以外の年間「祝祭日数」で比較して見ますと、アメリカが10日、フランスが9日、イタリアが7日という中で、日本は実に17日もの祝祭日があり、トップクラスに休みの多い国なのです。
とても意外な数字ですね。
ただし、休みにはもう一つ「有給休暇」というものがあります。日本の平均取得日数は10日なのに対し、フランスは30日。これを考慮すると、日本人の休みは17+10で27日。一方のフランスは9+30で39日あり、実にフランス人は日本人より2週間以上多くの休みを取れているということがわかります。この個人で選択して取得する休み期間の差によって、日本人は働きすぎだというイメージが出来上がっているのでしょう。
ちなみにアメリカを見てみると、有給消化数は14日間と言われており、休日合計数は10+14で24日にとどまります。実は日本人よりも休んでおらず、アメリカ人はよく働いていると言えます。
よく国際比較をする場合、日本に対して「欧米」と一括りにしてしまいがちですが、日本と韓国、中国が大きく違うように、アメリカとヨーロッパ各国は大きく文化・環境が違いますので、そのあたり一つ一つの国をきちんと認識することが、国際化の第一歩かもしれませんね。
加えて、日本人がみんな、有給休暇を100%取得するようになったら、世界最高の働き方をしている国民になるかもしれません。
【朝礼ネタ vol.040】
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