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「1356時間」 >>> 平均年間労働時間が最も短い国「ドイツ」

2018年にOECDが発表した当家によると、「労働者1人あたりの平均年間労働時間」が世界一少なかったのはドイツで1365時間だったそうです。同じ統計で日本は1710時間でしたので、1日8時間労働で単純計算しますと、ドイツ人は43日ほど日本人よりも働いていないという計算になります。

ヨーロッパ最大の経済大国ドイツがこのような短い労働時間を実現しているのにはいくつか理由があるようです。一つは「10時間ルール」で、法律により管理職ではない社員の10時間以上の労働が禁止されいます。それと高い有給休暇所得率。あるドイツの国内統計によると、ドイツ人は平均年間30日の有給休暇を取得しているのだそうです。日本は平均9日程度と言われていますので、その時点でも3週間ほどの差があります。

ドイツが手放しに理想国家というわけではなく、もちろん良い面もあれば悪い面あると思いますが、このように先進国でありながら、法律で長時間労働が許されずかつ労働者の多くが1ヶ月にもおよぶ有給休暇を取りながらも、各企業がきちんと回っている国があるわけですから、日本もドイツ企業のやり方から学ぶべきことは多いにあるかもしれません。

【朝礼ネタ vol.145】