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「2050年問題」 >>> コーヒー豆の生産地が50%にまで激減すると予測されている問題

近年、世界的にコーヒー需要が高まっており、2013年に89億kgだった消費量は2017年に93億kgに伸びており、コーヒーチェーンストアや商社などの間で世界的なコーヒー豆争奪戦が繰り広げられているそうです。

世界で流通しているコーヒー豆には、主に「アラビカ種」と「ロブスタ種」があり、「アラビカ種」が全体の7割を占めていると言われています。世界最大のコーヒーチェーンストア「スターバックス」が採用しているのもこの「アラビカ種」。

コーヒー産地は、北緯25度~南緯25度の「コーヒーベルト」と呼ばれる地域に集中していて、ブラジル、ベトナム、コロンビアが有名な産地となっていますが、今後の気候変動によって、それらの地域でのアラビカ種のコーヒー栽培が困難になり、50%もの土地でコーヒー豆の栽培ができなくなると見込まれています。

世界的な需要が伸びていく中、コーヒー豆の確保が難しくなるという実に困難な状況でありますが、これから品種改良や新たな産地確保などでコーヒー業界でも新たなビジネスチャンスが広がっていくのかもしれません。

毎日のコーヒーもありがたく頂きたいものです。

【朝礼ネタ vol.048】