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OECDの発表によると、スウェーデンの女性議員の比率は43.6%でOECD加盟国で最も高いと言われており、最も低いと言われている日本の女性議員比率9.5%を大きく上回っています。法務大臣、産業大臣、防衛大臣、環境大臣、平等大臣、労働市場大臣、インフラ大臣など社会的に影響力のあるポジションに女性議員が付いているようです。
今でこそスウェーデンは女性と子どもに優しい社会と言われていますが、かつてのスウェーデンは父長制度の国で、男性優位の考え方が強かったそうです。そのような国が大きく変化してきたのには、この30年で女性議員の増加したことが大きく影響しているようです。
ただ、スウェーデンで女性議員が43.6%と多いのは、自然発生的に起こった事象ではなく、女性が努力して国政に導入した「クオータ制」の影響によるところが大きいといえます。「クオータ制」とは、法律ではなくスウェーデンの各政党が自主的に導入している制度で、比例代表名簿で男女を交互にするなどして、議会に男女が均等に存在するように考えられた仕組み。(最初、スウェーデンの最大政党が導入した事をきっかけに他の政党が次々に導入したのだそうです。)
男女平等、女性の社会進出が叫ばれて久しいですが、なかなか実現までは遠いように思える日本社会ですが、国政議員の数を政党の自主規制でコントロールして、男女平等社会を実現していくというやり方はぜひ日本でも取り入れてもらいたいなと思います。
【朝礼ネタ vol.013】
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