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「500万回」 >>> 人間では不可能な量と質、スピードでの試行錯誤回数、これが人工知能の真骨頂。AI囲碁プログラム「AlphaGo Zero」が3日間で行なった自己対局数

2017年10月。AlphaGo Zeroでは、過去のデータベースをAIに与えず、自身が相互対戦することで最善手を学習する手法を3日間に500万回繰り返させることで棋力を向上させました。AlphaGo Zeroはトップ棋士を打ち負かして驚かせた「AlphaGo」に対して100戦全勝、その改良版である「Alphago Master」にも100戦中89勝したそうです。驚くべき人工知能の実力です。

通常、人間同士の囲碁の対局は1時間程度かかると言われているそうです。1日8時間二人で対局を実施し続けたとして、500万局を実現しようとすれば、1712年かかるような数字です。それをたったの3日間でやってしまうのですから、コンピューターにしかできない芸当です。

これまで習得するのに数十年かかると言われていた職人的な技術や能力が、人工知能にかかれば圧倒的な短時間で実現してしまうのですから、恐れて対抗しようと思わずに、どう人間と共存してくかを考えた方が明るい未来につながると思わざるをえませんね。

【朝礼ネタ vol.028】