雑学ネタ

「2003年4月7日」 >>> 鉄腕アトムの誕生日。

日本の漫画史に燦然と輝く名作「鉄腕アトム」。

手塚治虫が鉄腕アトムを描き始めたのは1952年だそうです。原子力をエネルギー源として、人間と同じ感情を持った少年ロボットが活躍する話ですが、アトムが誕生するのは2003年という設定です。つまり手塚治虫がアトムの連載を始めた約50年後の世界。電子頭脳の記憶容量は約2TB。60ヶ国語を話せる人口声帯を持ち、動力は10万馬力。足のエンジンを使ってアトムはマッハ5のスピードで飛べる。といったとてもインターネットやコンピュータが民政化していない時代に作られたとは思えない設定です。手塚治虫の科学への造詣の深さと豊かな想像力を感じます。

ところがご存知の通り、現実は空想を超えられませんでした。2003年時点ではもちろんのこと、2019年の現時点でも鉄腕アトムは実現していません。運動能力はアトムとまではいかずとも、まずは人間らしい感情を持ったロボットや60ヶ国語をスムーズに話すロボットなどは実現に近づきつつあるような印象を受けますので楽しみです。

漫画に描かれる未来の姿は、時に科学の発展に影響を与えます。人が想像できるものは人が実現できるという格言もありますので、私も時々漫画の世界から未来の世界を想像してみたいと思います。

【朝礼ネタ vol.250】