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この20年で市場規模が半減し、難しい市況が続いている出版業界ですが、その中でもAmazonなどネット通販の台頭により厳しい状況に置かれているのが書店などの出版小売業でしょう。
そんな中、11年連続黒字と堅調に数字をあげているのが紀伊国屋書店です。その好調の理由の一つが海外展開で、紀伊国屋書店は1969年から海外出店を進めており、現在では10ヶ国37店舗にまで広がっていて、その売り上げは200億円にものぼるそうです。グループ全体の売上は1200億円だそうですから、15%程度が海外店舗の売上。海外での出版業界の商慣習は、定価がなく書店が自由に値付けをできたり、あるいは出版社への返品ができないなど、日本と大きく異なるため難しい部分もあるようですが、その中で各国の環境に合わせながら運営をしているそうです。
日本の出版市場は20年で半減しましたが、ITや人工知能の進化により、今後はもっと早いスピードで様々な市場環境が変化する時代になると予想されます。私もそんな市場環境において、新しい市場や可能性について常にアンテナを張り、次の一手を考えられる人材でありたいと思います。
【朝礼ネタ vol.301】
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