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「177億円」 >>> 日本で1年間に落し物として届けられた現金。

警視庁の発表によると、2016年度に落し物として届けられた現金は全国で177億円にのぼるそうです。驚くべき数字ですが、うち35億円は東京都の数字で、27億円は持ち主に返されたのだそうです。実に80%が持ち主に返されたというのは、喜ばしいことですね。

日本では落とした財布が戻ってくるというのは、外国人にとって驚きの光景であることは有名な話になっていますが、そんな国民が177億円もの現金の落し物をしているというはなんとも皮肉なものですね。誰も好んで現金の落し物はしないでしょうが、一般の人は普段から財布や現金を盗まれないようにとか、落とさないようにとか一分一秒と常に気にしているということもないでしょうから、どこか無意識に平和ボケしているという側面もあるのかもしれません。

日本では学校の「道徳教育」によって、落し物は交番に届けるということが当然のこととして小さい頃から刷り込まれているおかげで、実に現金の落し物の80%が持ち主に帰ってくるという「奇跡」が起こっているわけですが、これから外国人の流入が増えたとしても、この素晴らしい事象が日本の特徴として50年後も続いていることを願ってやみません。

【朝礼ネタ vol.073】