生活ネタ

「99.9%」 >>> 70人集まった時、同じ誕生日の人がいる確率。「誕生日のパラドックス」

たまたま出会った人が同じ誕生日だったり、クラスに同じ誕生日の人がいた時に、運命的なものや奇跡を感じる人が多いかもしれません。

ただ、数学的な確率計算によりますと、実はそんなに珍しいことではないようです。このように”直感”と”実際の答え”が大きく異なることから、「誕生日のパラドックス」とも言われているそうです。

40人のクラスに、同じ誕生日の人がいる確率はなんと89%、30人だと70%、23人いれば、50%を超える確率なのだそうです。とても驚きますね!

ただ、この数字が表すところは、「自分と同じ誕生日の人がいる」ではなく、「誰かと誰かの誕生日が同じ」ということですので、正直自分の誕生日以外に誰かと誰かの誕生日が同じということを意識して覚えている人はあまりいないでしょうから、そこから「直感」と「実際の数字」のギャップが生まれていると言われています。

では、ほぼ確実に同じ誕生日の人がいるのは何人集まった時でしょうか?
1年365日ですから、366人集まれば確実に2人は同じ誕生日でしょうが、実際にはそれほどの人数は必要ありません。

答えは70人です。
数学的な計算をすると、70人いれば、99.9%の確率で同じ誕生日の人がいるのです。

ただ、こうしたことを知っていたとして、同じ誕生日の人と出会った時に、ありふれたこととしてさらっと受け流すのか。あるいは「すごい偶然だ!」「運命だ!」と言って、新たな出会いのコミュニケーションのきっかけにするのか。
きっと後者の選択をする人たちの方が、楽しい人生を送れるような気がします。

そういう意味でも「誕生日のパラドックス」はとても興味深いネタと言えるでしょう。

【朝礼ネタ vol.054】