雑学ネタ

「1億度」 >>> 中国が実験開発中の「人工太陽」が記録した温度。太陽の7倍。

太陽系に属する地球ですが、地球上の生命は太陽がなければ生存することはできません。
太陽がなくなるということは、地球がなくなるとほぼ同意義と考えても良いでしょう。

近年、その太陽を人工的に作り出そうという研究が中国やドイツ、フランスを中心に進んでいます。俗に「人工太陽」と呼ばれています。人工的な太陽といっても、本当に太陽の代わりになるものを作ろうとしているわけでなく、新しいエネルギー開発=発電装置としての研究だそうで、夢のエネルギー「核融合発電」とも言われています。

近年の実験結果では、中国の核融合実験装置「EAST」で、太陽中心部の温度1500万度を大きく超える1億度まで持っていけたという報告があり、これは地球上で核融合発電を実現するのに必要な温度レベルに達したということだそうで注目されています。

2011年東日本大震災での原発問題以来、新しいエネルギーをどうしていくかは重要なテーマとなっています。核融合発電が実現するのはまだ数十年先と言われています。クリーンで持続可能なエネルギーは確かに魅力的でありますが、原発事故と同じ惨劇を繰り返さないために、高レベルの安全性も同時に実現されることを期待したいと思います。

【朝礼ネタ vol.139】