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「2050年」 >>> 大林組の10兆円プロジェクト「宇宙エレベーター建設構想」

日本のスーパーゼネコン5社のうちの1社「大林組」が発表した驚きのプロジェクト、それが「2050年宇宙エレベーター建設構想」です。

ロケットに代わり、人や物資を経済的かつ大量に宇宙へ搬送するための手段として建設するそうで、その長さは9万6000kmにのぼります。夢のような話ですが、日本でカーボンナノチューブが開発されたことがきっかけで、理論的には実現可能なレベルになったようです。その建設総工費は何と10兆円!ただ、リニア中央新幹線の総工費が6兆円だそうなので、実現は決して不可能なレベルではないでしょう。

ターミナル駅となる人工衛星を作り、そこまで9万6000kmを結ぶ宇宙エレベーターですが、ものを運ぶコストとしては、ロケットの100分の1程度になるとの試算も出ていて、完成すれば圧倒的に優れた輸送ツールとなります。

ロケット開発においてはアメリカ、ロシア、中国、インドに勢いがありますが、もし宇宙エレベーターを実現できれば、宇宙事業における日本のプレゼンスが一気に上がりそうですね。

約30年後、2050年に宇宙エレベーターは本当にできるのでしょうか、日本を挙げて盛り上げたいぐらい、とてもワクワクするプロジェクトだと思います。

【朝礼ネタ vol.070】