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「60%以上」 >>> ケニアのモバイル決済サービス「M-PESA」。国民の60%以上が利用。

世界には銀行口座もクレジットカードも普及していない国がたくさんあります。
代わりに普及しているのが「モバイル送金決済」サービスです。
携帯電話が銀行口座の代わりとなり、お金のやりとりを可能にしています。

例えばアフリカのケニアで国民の60%以上が使用してるモバイル決済サービスに「M-PESA」(エムペサ)があります。レストランやスーパーでの支払いはもちろん、水道や電気など公共料金の支払いも出来ますし、給料の支払いもM-PESAで行われているというほど、国民生活に根付いたサービスとなっています。

日本でも最近、楽天PayやLINE Pay、Apple Payなどモバイル決済サービスが増えてきていますが、普及はまだまだこれからといった段階だと思います。一方で、アフリカでは先進国で成熟している銀行やクレジットが普及する前に、いきなりモバイル決済を通じたキャッシュレス社会が出来上がりつつあります。

金融分野に限らず、発展途上国では多くのインフラが未整備な分、新しいテクノロジーを大規模に導入しやすいというメリットがあり、様々な世界的テクノロジー企業がアフリカに進出しているそうです。次なる新しいテクノロジー導入はアフリカから始まる時代とも言えますので、今後注目していきたいと思います。

【朝礼ネタ vol.171】