Advertisement
ハッカーと聞くと、データベースに不正アクセスして個人情報を盗んだり、あるいは最近だと、オンライン取引所にアクセスして仮想通貨を盗んだりと、悪いことをする人たちというイメージがあるかと思いますが、本来ハッカーとはコンピュータシステムを解析しようとする人たちのことを指すようです。近年、不正を働くハッカーと分別するために、善良なハッカーを「ホワイトハッカー」と呼んでいるそうです
ウェブ上のセキュリティを強化するには、攻撃してくる敵の動きを知る必要があります。そのための一つのやり方が、善良なハッカーに依頼してウェブシステムのセキュリティホールを見つけてもらうことです。そうした脆弱性を見つけることに報奨金を設定してホワイトハッカーを集めているプラットホームの一つが「HackerOne」です。その報奨金支払総額は50億円を超えているそうで、優秀なホワイトハッカーにとってはとても良い収益源になっているそうです。
悪質なハッキングとセキュリティ強化は今後も永遠に続くいたちごっこのように思いますが、ハッカーにとって、悪いことをするよりもホワイトハッカーとして合法的に働く方が安全に高い報酬を得られる仕組みができれば、より安全なインターネット社会に近づくような気もします。ハッカーに限らず、正しいことをする方がより稼げる、そうしたインセンティブのあるエコシステムを作ることで世の中を平和にする、微力ですが私自身もビジネスマンとしてそんな考え方ができる人間になりたいと思います。
【朝礼ネタ vol.187】
Advertisement
Advertisement