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「1%AI計画」 >>> フィンランドが推し進める国民1パーセントAI計画。無料AI教育を提供。

AI(人工知能)が人間の仕事を奪う、 AIが人間の知能を超える、AIが未来を変える。
毎日のようにAIに関するニュースが流れ、どうもAIはいま重要なキーワードらしいということは誰もが嫌でも認識していることでしょう。
ところが、AIとは何か、どんな仕組みなのか、どのようなことができるのか、についてきちんと説明できる人はまだまだ少ないのではないでしょうか?

北欧のフィンランドで、一つの壮大な実験が始まりました。
それは、国家、教育機関、民間企業が一体となって、国民の1%にAI教育を無償で提供するというものです。しかもユニークなのはその目的で、「AI専門家・技術者の育成」ではなく、「AIを実用的に応用できる人材を育成すること」を目指しているのだそうです。つまり、ビッグデータの規模、高度技術者の人材、予算規模などAI開発競争のメインストリームの領域ではアメリカ、中国には到底太刀打ちできないが、現実世界の問題を解決するためにAIをアジャストしていく応用方法を他国に先駆けて数多く開発していく分野であれば、勝機があるかもしれないというのがフィンランドの選んだ戦略です。

AIという世界が注目する市場において、巨大なプレーヤーと同じ土俵で戦わないという明確なポジショニング戦略は、私たちが取り組むビジネスにおいても非常に参考になる事例だと感じました。

【朝礼ネタ vol.188】