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いまや日常エンターテインメントとして確固たる地位を築いている世界的動画共有サイトYouTubeですが、2019年5月末にYouTube史上初めて1億人の登録者を獲得したチャンネルが現れて話題となりました。それは、スウェーデンの有名ゲーム実況者ピューディパイではなく、インドの「Tシリーズ」というチャンネルです。
おそらく日本でこのチャンネルを好んで見ている人はほとんどいないのではないかと思いますが、Tシリーズは個人ではなく企業が運営するチャンネルで、ボリウッド関連のコンテンツを中心に、音楽ビデオや映画の予告編などを1万本以上アップしている巨大チャンネルです。現在、インドではネットインフラの整備が進んだことによりネット利用者が爆発的に増加しており、それに合わせてT-Seriesの登録者数も伸びています。インドのネット利用者は約5億人と言われていて、インド総人口の4割程度。まだまだYouTube利用者が増えていくことは間違いありません。
YouTubeようなグローバルなプラットフォームでは、全てのチャンネルが横並びに比較できるため、人口が多い国で人気を得たチャンネルがグローバルでナンバーワンとなる現象が起きやすくなります。中国が参戦していない現時点では、YouTubeで数を武器にビジネスチャンスを狙うならば、人口の多いインドを狙うというのは一つの戦略だと思いま。私自身も日本のYouTuber人気のような身近な現象だけににとらわれずに、グローバルでどう勝負できるのかといったマクロの視点で物事を考えていきたいと感じました。
【朝礼ネタ vol.261】
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