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「1154カ所」 >>> 全国にある「道の駅」の数。平成3年からスタート。

時代は令和に入りましたが、平成に生まれて一気に知名度をあげた日本政府の施策の一つに「道の駅」があります。おそらくほとんどの方がご存知で、行ったことがあるという方も多いと思います。

平成3年に3つの県12カ所から実験的に開始された道の駅は、平成30年までに1154カ所にまで広がったそうです。今では高速道路のサービスエリアと同じく、自動車での旅には欠かせない施設になっており、その土地ならではの特産品などを味わえるのが大きな魅力です。

道の駅という発想は、鉄道文化の発達した日本だからこそ生まれたアイディアのように感じます。日本では電車の駅ごとにお土産物を売ったり、駅弁を売ったりする文化が元からあり、それを自動車に置き換えて、政府・自治体主導で全国展開を進めていき、全国各地に自動車を軸に人が集まるスポットを「道の駅」という一つのプロジェクト名で作ってしまった訳です。もはや「道の駅」と聞いただけで、何だか安心して立ち寄ることができると感じるのは私だけではないでしょう。

地方に産業や観光資源が乏しい問題は、日本だけではありません。最近、道の駅には海外からもビジネス視察に来る方が増えているそうです。こうした地方都市を盛り上げる企画が海外から注目されているのは誇らしいことで、私自身も海外に通用しそうな日本にあるサービスについて考えてみたいなと思いました。

【朝礼ネタ vol.239】