雑学ネタ

「2.5次元」 >>> もはや声が良いだけではダメなんです!アニメ(2次元)声優をメインとして実写(3次元)の仕事もする人のこと

アニメに少し詳しい方なら聞いたことがあるだろう言葉に「2.5次元」というのがありますが、初めて聞く方も多いかもしれません。

簡単に説明しますと、アニメ・コミックなど平面で表現されるものを「2次元」というのに対し、ドラマ・映画・演劇など実際の人間が表現する世界を「3次元」と言います。その間にあるのが「2.5次元」で、そこで活躍する人たちをさします。少し想像できますでしょうか?

かつてオタク市場と言われていたアニメですが、近年凄まじい成長を見せ、海外に対しては一つの日本文化と言えるほどまでに市民権を得ていますが、アニメの世界も少々変化が起こっています。

かつて、アニメ業界が盛り上がってきた際に、多種多様にわたるキャラクターへの対応のため声優の需要も増え、多くの若者が声優を目指しました。その後、アニメはアニメだけで終わらず、ヒットしたアニメはマルチユースされ始めます。ドラマや映画で実写化されたり、舞台演劇化されたり、あるいはコンサートなども開かれ始めました。また声優とのリアル交流イベントも出てきました。アイドル並みの人気を得る声優さんも登場し始めました。そうすると、声優さんの仕事は声が良いだけでは成立せず、企画によっては本人の露出も視野に入れた上で、キャスティングをする必要が出てきたのです。そこで声優さんには声だけでなく、アニメキャラクターのイメージを崩さないルックスも求められるのです。そこで生まれたのが「2.5次元」という言葉だそうです。

オリジナルのアニメで声優をしていなくとも、本職が声優で、アニメの舞台化作品に出演する方々も「2.5次元」俳優と呼んだりするそうなので、少し言葉の範囲は広いようではありますが、何かのタイミングでアニメ好きの方と話す機会があった際に「2.5次元」という言葉を出せば、相手が「おやっ」となって、良いコミュニケーションになるかもしれませんよ。覚えておくと良いかもしれません。

【朝礼ネタ vol.057】