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国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが発表した「死刑統計2018」によると、世界の死刑執行数は30%以上減少し、過去10年間で最も低い数字となったそうです。死刑執行数が多い国TOP3は中国、イラン、サウジアラビアとのこと。
一方、日本では2018年は15件の執行数で前年より増加したようですが、このうち13件は元オウム真理教の信者で1995年の地下鉄サリン事件に関わった者たちだそうですので、少し特殊な年だったと言えます。
世界的な状況で言いますと、2018年に死刑を執行した国は20カ国だそうで、140カ国以上の国では死刑制度は実質廃止されているそうです。つまり世界の7割の国では死刑は行われていないとのことで、世界のトレンドでいうと、死刑は廃止する国が増えているそうです。
死刑制度の是非は長年日本でも議論となっていますが、内閣府の調査によると日本では凶悪犯罪については死刑を容認する人が8割を超えています。
これから多くの外国人が日本にやってくる中で、残念ながら様々な凶悪事件が起きる可能性は否定できません。その際、こうした死刑問題は国際的注目を浴びながら、再び議論の的となる可能性がありますが、世界では死刑廃止国が多数派であることを頭の片隅に置いておきたいものです。
【朝礼ネタ vol.214】
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