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「42番」 >>> メジャーリーグで唯一、全球団で永久欠番となっている背番号

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日本プロ野球では読売巨人軍の「1番」王貞治、「3番」長嶋茂雄などいくつかその偉大な功績を讃えて、その後背番号の使用をやめる「永久欠番」という仕組みがあります。通常は、特定の選手の活躍に応じて、球団ごとに永久欠番が設定されますが、アメリカメジャーリーグでは全球団で永久欠番となった唯一の背番号があります。

それが「42番」です。

黒人初のメジャーリーガー「ジャッキー・ロビンソン」は、当時多くの球団オーナーや選手自身も、黒人選手がメジャーリーグでプレイすることに賛成していなかった時代に、その逆風を実力ではねのけて、人種差別のないメジャーリーグを作るきっかけとなった人物だそうです。彼のメジャリーグデビュー50周年の年1997年4月15日に背番号42が全球団で永久欠番になることが決まりました。白人、黒人、有色人種、誰もがつけることができない背番号となったわけです。

アメリカの歴史は差別との戦いの歴史であり、野球界においてその差別撤廃の象徴、平等・自由の象徴が42番であります。
他国の歴史や文化を理解するために、その国のスポーツを知ることも良い方法ではないでしょうか。

【朝礼ネタ vol.155】