「88鍵」 >>> ピアノの鍵盤の数。人間が音程として聴き分けられる限界音域。

ピアノの鍵盤はいくつあるかご存知でしょうか？
答えは「88」です。

では、なぜ88鍵なのでしょうか。音楽を豊かに表現するのに、もっとたくさん鍵盤があってもよいような気もしますが・・・

答えは、人間が音程として聞き分けられる限界、それが88鍵だからだそうです。
一般に人間の可聴域は20Hz〜20KHzと言われています。イヤフォンやヘッドフォンを購入する際にこのような表示を見たこともあるかと思います。ただ、実際には「音程」として認識できるのは4KHzぐらいまでと言われており、ピアノの一番低い音が27Hzで一番高い音が4.2KHz程度ですので、ちょうどそれに合致するといいう訳です。

人間が聴こえる音程内=88鍵という限られた音の組み合わせで、音楽家は100年以上にわたり新しいメロディを生み出し続けてきました。

ビジネスにおいても、新しいアイディアを全く自由に発想するよりは。ピアノに倣って意図的に制限を加えてみてもよいかもしれません。
多くのユーザーが理解できる要素、自分たちが持っているリソース、市場環境やトレンド、それらの組み合わせを考えるだけでも新しいものを無限にクリエイトできる可能性があります。時にはそうした視点で新しいアイディアを考えてみるのはいかがでしょうか？

【朝礼ネタ vol.173】