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日本は世界で11番目に多い人口を抱える国ですが、国土面積は61位と決して大きな国ではありません。
しかしながら、病院の数が約9000とダントツの世界一なのです。2位のアメリカが約5000だそうですので、その差は圧倒的です。
ところが人口1,000人あたりの医師数で見てみると、日本が2.0人なのに対し、ドイツ3.4人、フランス3.4人、アメリカ2.3人で、日本はとても低い水準なのだそうです。
つまり、ただでさえ人口当たりの医師の数が少ないのに、それが数多くの病院に散らばっているというのが日本の状況です。それが医師の過酷な労働環境を生んでいるだけではなく、そもそも少人数の医師チームで提供できる医療の限界という問題や、臨床データの点在という問題をも生んでいるのだそうです。小さな病院がいくつもあるよりも、それらが集まって大病院になった方が、質の良い医療が提供でき、かつ医師や看護師の負担も減るということが言われています。
世界でも有数の長寿国であり、高い医療技術を持つと言われる日本ですが、医療現場の実態を考えるとまだまだ改善の余地があり、発展途上なのかもしれません。
【朝礼ネタ vol.041】
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