生活ネタ

「4%」 >>> スウェーデンの高齢者が子供と暮らしている割合。日本は44%。

近年日本では、介護費用の負担、家族の介護疲れ、介護士の低待遇、老老介護問題など、介護を取り巻く環境が社会問題化しています。

高福祉国家として知られる北欧スウェーデンでは、日本の介護環境とは異なった様子が見て取れます。介護に関わる費用はほとんど税金で賄われるため、家族に経済的負担が強いられることはないそうです。また家族が親の介護をするという状況も少ないようで、日本では子供と住む高齢者の割合が44%なのに対し、スウェーデンではわずかに4%。成人した後は、親と子はそれぞれ自立した個人として生きることが尊重されているためだそうです。

またスウェーデンでは、在宅介護が基本となっていて、後期高齢者で在宅介護が難しくなった場合にようやく特別老人ホームなどに入居するのだそうで、それまではできるだけ自分の家で生活を送るようにサポートしてくのが介護の基本だそうです。さらに日本では薄給で過酷というイメージついてしってしまっている介護士の仕事も、スウェーデンは公務員として認められているため、安定した職業とされています。

日本では残念なことに、要介護者、その家族、介護従事者、皆が不満やストレスを持っているように思えてなりません。それぞれがより豊かな生活を送るため、北欧スウェーデンのようなモデルを取り入れることはできないものか、日本も考えていくべき状況にあるのかもしれませんね。

【朝礼ネタ vol.228】