雑学ネタ

「5割」 >>> 日本の家計金融資産のうち現預金の占める割合。アメリカは1割。

現在、日本の個人世帯が保有する金融資産は約1800兆円と言われていますが、そのうち半分の5割が現預金だそうです。ちなみにアメリカでは現金資産は1割で、株式や投資信託が5割を占め、逆に日本では1割にとどまるのだそうです。

つまり、日本人は低リスクの現金で半分の資産を保有し、アメリカ人はリスクをとって株式や投資信託で5割の資産を保有するという、対照的な事情がみて取れます。言い換えると、日本人の金融資産は民間企業に流れて景気を後押しすることなく、アメリカでは逆にダイナミックに市場を動かしているということができると思います。

これから日本は少子高齢化、人口減少のステージに入り、経済成長が鈍化し、マクロで見ると所得が増えていくことは見込めなくなると思います。そこで株式投資や投資信託などを通した資産運用を通じて個人資産を増やしていくことがますます一般化していくことでしょうし、そうすることで個人のお金で市場のダイナミズムを後押しする流れを作る必要があると思います。ビジネスマンとして、リスクをとって資産を作る時代を迎える覚悟を持つ必要があるなと感じています。

【朝礼ネタ vol.272】