生活ネタ

「28%」 >>> 日本と同じ左側通行の国の割合。世界ではマイナー。

日本の道路は左側通行ですが、実は世界で左側通行を採用しているのは28%程度で、世界では右側通行が主流なのだそうです。

日本で左側通行が採用された理由は諸説あるようですが、一つはイギリスのルールを採用したという説が有力です。産業革命の中心地であったイギリスの様々な制度を模倣したと言われる日本ですから、交通ルールもそのまま取り入れたと見ると、自然と受け入れられます。さらに自動車の登場以前、人や馬車などの時代には世界は左側通行が主流だったと言われていますので、左側通行が当時の常識だったと見ることもできそうです。

ところが、世界では右側通行が広がりました。これも諸説ありますが、その理由の一つと言われているのが「ナポレオン」の存在です。ナポレオンといえば、フランス革命後に皇帝に即位してフランスを統括した歴史的偉人ですが、実は彼が活躍した時期は産業革命とほぼ同時期のことなのです。そのナポレオンが右側通行を採用したために、フランスの占領国などはそのまま右側通行になったと言われ、さらに世界各国が取り入れたのだそうです。

なかなか普段気にすることのない「左側通行」ですが、なぜだろうと疑問を持って見ることで、産業革命やナポレオンといったなかなか想像していなかった情報にたどりつき、それが新たな知見となります。普段の仕事においても当たり前だと思っていることに疑問を持つことで、新たな発見や気づきがある可能性も大いにありますので、私自身も普段から意識を持って物事を見ていきたいなと感じました。

【朝礼ネタ vol.170】