生活ネタ

「2万店舗」 >>> 全国のコインランドリーの数。この20年で2倍以上に増加。

かつて生活必需品の「三種の神器」として宣伝され、1950年代から爆発的に家庭に普及していったのが洗濯機です。
今では家庭での普及率が99%になったそうです。ご自宅に洗濯機がないという家庭も珍しいかもしれません。

一方で、コインランドリーという施設があります。部屋が狭く洗濯機を置けない人やお金がなく洗濯機が買えない学生などが利用しているイメージが一般的には広く認知されているかと思いますが、洗濯機がほとんどの家庭に普及しているこの20年の間に、コインランドリーの店舗数は倍増しているのだそうです。とても興味深い現象ですね。

コインランドリーの需要が伸びている理由の一つが、家事時間を短縮したい「主婦層」の利用者が増えていることによるものだそうです。布団など家庭で洗いにくいものに対応しているものももちろん需要の一つですが、日常の洗濯物についても、洗濯機を回して、干して、乾いたものを取り込むまでに数時間〜半日かかるものを、コインランドリーのプロ仕様の乾燥機付き洗濯機を使えばわずか数十分で終わるのだそうです。共働きで忙しい夫婦にとっては、家事時間の短縮はライフスタイルにとって非常に重要な要素です。家庭に洗濯機がありながら、コインランドリーの需要が増えているのはこうした理由があるそうです。

仕事においても労働生産性の向上は日本のテーマではありますが、それは家庭においても同じかもしれません。家事生産性をあげることも、今後ますます重要なテーマになっていくことでしょうから、こうしたライフスタイルに合わせて、私たちも商品開発やプロモーションを考えていくべきだと感じます。

【朝礼ネタ vol.133】