Advertisement
日本人サラリーマンを対象にしたアンケートで「微熱では会社を休まない」と答えた人が73.9%にのぼったそうです。日本人なら当然だろうと、多くのかたは感じると思いますが、先進国の中で労働生産性が低い国として有名になってしまった日本のことを改めて思い返すと、少し考えるべきポイントではないかと思ってしまいます。
「皆勤賞」という休まないことが美徳とされる学校教育でいきてきた多くの日本人にとって、休むことは「悪いこと」ということはどこか刷り込まれているように思います。それはそういう「空気」と言っても良いと思います。
もちろん仕事の局面では、無理してでも体調不良をおして頑張るべきところはあると思いますが、大きな影響がないタイミングでは休むことも大事なことのように思います。欧米では休むことを後ろめたいと思う文化がないところも多いと聞きます。そんな欧米諸国は高い生産性を誇っています。
ルーティンの中で仕事をしているとなかなか仕事の無駄や非生産的な部分に気づくことは難しいと思いますし、今までやってきたことを止めることはなかなかできません。思い切って休みを取って、物理的に時間がなくなることがきっかけで、仕事の優先順位が明確になり、やめても問題がない作業に気づくことはよくあることだそうです。
私たちもこれから外国人の同僚や仕事相手が増えていく環境の中で、休まず勤勉に働くことが常識ということを外国人にも当然のように求めてしまうと、理解が得られない場面も出てくるのかもしれないなと思います。優秀な人たちから高い生産性のヒントを得るには、外国人それぞれが生きてきたバックグランドにも理解をし、共に良い働き方ができる方法を探る柔軟な姿勢が必要ではないかと思いました。
【朝礼ネタ vol.312】
Advertisement
Advertisement