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2018年7月にカジノ法案(統合型リゾート(IR)整備推進法案)が成立しました。カジノという新たな巨大産業の誕生に、観光客誘致を含め日本の景気回復の起爆剤として大きな期待が寄せられていることかと思いますが、少し客観的に日本の状況を見てみたいと思います。
世界のカジノ市場規模は18兆円と言われており、中でも世界一のカジノを持つマカオではその規模4兆円。とても大きな産業であり、日本でもいずれカジノの市場規模が3兆円になるという試算も出ています。
カジノはとても大きな産業であるのことは間違いないのですが、実は、ご存知の通り、日本にはすでに他国にないレベルで巨大なギャンブル市場が存在します。
【公営ギャンブル】
中央競馬 2兆5800億円
地方競馬 4310億円
競艇 1兆422億円
競輪 6159億円
オートレース 678億円
【民間ギャンブル】
パチンコ・パチスロ 23兆2290億円
*2015年実績
その筆頭が「パチンコ・パチスロ」で、市場規模は日本国内だけで、なんと世界のカジノ全体を凌駕しています。
日本は先進国で裕福な国の一つだと言われていますが、同時に世界一ギャンブル好きな国民とも言えるのです。
日本は新たな観光客の誘致を目的にカジノ産業を作ろうとしていると思いますが、実はカジノを作りたい海外業者は観光客よりも「世界一ギャンブル好きな日本人の国内需要」を一番魅力に思っているのかもしれません。
【朝礼ネタ vol.038】
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