生活ネタ

「9割」 >>> 上海・深圳で一人暮らしをする人たちの所得に占める家賃の割合。

ある中国の研究センターの発表によると、近年都市部で一人暮らしをする人たちの収入に占めるや家賃の割合が6割を超えて、特に上海・深圳などの人気都市では90%を超えているという驚きの結果が明らかになりました。日本だけではなく、中国・アメリカなどでも人材の都市部への集中により住居費用が高額になる傾向は加速しているようです。

地方から都市部への人材流出は今に始まったことではなく、インターネットが生まれる以前の労働集約型産業が主の時代には当然のように起こっていたと思いますが、インターネットが生まれ、人は1箇所に集まらずともオンライン環境であれば世界中どこでも仕事をすることができ、都市混雑の緩和の一助になるのではないかと言われていた時期もあったように思いますが、実際は都市集中の流れは世界中でさらに加速しているように思います。

サンフランシスコやこれら中国都市の様に、仕事はたくさんあって高額収入も得られるが、それを凌駕するほどの高い生活費が伴い、豊かな生活を送るのが難しい状況が、今後日本や他の地域でも生まれてくる可能性は大いにあると思います。仕事内容と生活の質のバランスについては、私たち自身も考えていくべきことだと感じました。

【朝礼ネタ vol.283】